チャージバックとは?チャージバックを減らすためのコツ
(ビジネス)

チャージバックとは?

チャージバック(返金)とは、クレジットカード名義人が、クレジットカード会社に対して不正利用などを理由に払い戻しを求めるものです。チャージバックは、おもに不正利用等の被害から買い手を保護するためにある仕組みですが、売り手に追加費用や対応の手間が発生します。売り手の負担を軽減するためにも、以下をよく読んで対策をしましょう。

買い手がチャージバックをする時の例

買い手に発送した商品が届かない場合

買い手が受け取った商品が、
説明と著しく異なったと思った場合

カード名義人が承認をしていない
取引が発生した場合

チャージバックを減らすためのコツ

  • ウェブサイトに返金ポリシーを記載しましょう。
  • ウェブサイトにカスタマーサービスの連絡先を記載しましょう。
  • サイトに掲載している商品やサービスの内容について、写真、サイズなどできる限り詳しい情報を掲載しましょう。
  • 注文を受け取ったら、すばやく発送の手配をしましょう。また、配達状況を追跡できる発送方法を選択し、顧客に追跡番号を伝えましょう。
  • 高額な商品を販売する場合は、買い手に事前に電話などで確認を取りましょう。
  • 顧客からの問い合わせには迅速に、かつ適切に対応しましょう。
  • 問題が発生した場合、顧客にペイパルの[問題解決センター]で報告をすることをご提案ください。
  • 顧客からの返金要求に合意した場合、返金について放置せず、即時に対応しましょう。放置をすると、追加費用が発生する場合があります。
  • ペイパル決済以外で返金が行われた場合は、売り手保護制度が適用されませんのでご注意ください。


チャージバックが発生した場合のステップ

クレジットカード名義人のカード会社が、ペイパルにチャージバックの調査依頼をします。調査依頼が来た場合は、ペイパルから売り手に、メールでご連絡をさせていただきます。以下のステップに従って、ご連絡から10日以内にご返信・ご対応をお願い致します。チャージバックが発生すると、アカウントの残高の一部が保留されます。

  1. ペイパルからメールで、チャージバックに関するご連絡をいたします。ペイパルアカウントにログインし、[問題解決センター]でチャージバックの内容をご確認のうえ、ご返信ください。また、追跡番号等の提出が必要な場合は、同じ画面より書類をアップロードして下さい。
  2. ペイパルのチャージバック専門スタッフが、ご提出いただいた書類と内容を確認します。なるべく返金が発生しないように対応致しますが、カード名義人のカード会社が最終的な判断をします。
  3. 売り手の主張が妥当と判断された場合、返金は発生しませんが、買い手の主張が妥当とされた場合は、取引はキャンセルされ、買い手に全額返金されます。
  4. 買い手に返金された場合は、チャージバックにかかる費用は売り手が負担します。ただし、「売り手保護制度」の対象のお取引の場合には、条件を満たせばチャージバックにかかる費用は発生しません。お取引が「売り手保護制度」の対象となるかは、マイアカウントの取引履歴詳細よりご確認いただけます。


解決されるまでにどれくらい時間がかかるの?

チャージバックの調査および解決にかかる日数は、ペイパルで約30日、クレジットカード会社で約75日かかる場合があります。ペイパルでは、1日でも早く解決ができるように努めています。この間、アカウントに制限がない限り、売り手は通常どおり決済ができ、ビジネスを継続することができます。