高橋 政裕(たかはし まさひろ)さん 好き:オーダーメイド
オーダーメイドビジネスウェアを扱うアパレルベンチャーで、立ち上げから参画して多岐にわたる業務をこなしたのち、現在は広報を担当する高橋 政裕(たかはし まさひろ)さん。忙しい日々のなかでも高みを目指し続けるマインドと今後への意気込みについて、お話を伺いました。
専門商社の法人営業としてキャリアをスタートさせたのですが、モノが溢れる時代に完成品を売ることに、限界を感じる日々でした。良いモノなのに求められていないという需給のアンバランス、大量生産という仕組みそのものに、違和感を抱きはじめました。
さらに、2011年頃にはファストファッションが到来。似通ったデザインばかりが並ぶようになり、欲しい服がなかなか見つからず困っていました。同じ頃にキュレーションサイトが流行り出していたので、まとまった情報を求めていざ「オーダーメイド」と調べてみると、何も見つからなかった。
そこで、同じような悩みを抱える人のためにも、自らブログを立ち上げることに。やるからには本気で取り組もうと、独自に収集した情報を整理し、自分の考えを発信し続けました。
その情熱が伝わったのか、カスタマイズに特化した海外のスタートアップ企業の社長たちが何人も、興味を持ってくださって。それが嬉しくて、思い切ってシリコンバレーまで直接取材しに行ったんですよ…! 現地で話を伺うなかで、「ものづくりの未来はオーダーメイドだ」という自分の感覚が、確信へと変わっていきました。この手の話は理解されにくいと感じていましたが、いざ世界に目を向けると、同じ熱量で語れる人がたくさんいました。
取材内容はもちろん、自分からアクションを起こした経験は確実に糧となっています。特に、興味を追究した先に、答えだけでなく居場所を見つけることができた感覚は、最近注力している活動にもつながっている気がします。というのも、今は広報という未経験分野に携わり日々課題に直面していて、立場的に横のつながりも少ないので、課題解決とネットワーキングの場として、PR関連の勉強会に足を運ぶようになったんです。
勉強会の検索と申し込みにはPeatix(ピーティックス)などのオンラインサービスを活用することが多いです。利用頻度も高く、平日開催の場合は仕事をこなしつつなので、参加までの手間は極力省きたいところ。なので、参加費はペイパルで支払っています。「ワンタッチ決済™」のおかげでログインすらスキップできるので、ものの数秒で決済が完了します。
いちいちクレジットカードを取り出したり支払い情報を入力したりといった、一見些細な動作や意思決定は、手間という名のコストとも取れますよね。決済をスピーディーに済ませられることで、忙しくても積極的に参加しようという気持ちになれるんです。
勉強とはいえ、やみくもに手を出すことはせず、あくまで課題を感じるテーマにピンポイントで挑みます。参加する前に必ず目的を明確にし、疑問が生じればその場で質問をぶつけます。得られた知識はもちろん業務にも活かせていますし、なにより切磋琢磨できる仲間との出会いは大きく、一人で悩まずすぐに質問できる体制、いわば「知のネットワーク」が築けている。このように、漠然とインプットするのではなく、成果につなげることを意識しています。
今後も、インプットとアウトプットを繰り返すことで自分の課題を解決していき、その先には会社の成長を見据えています。直近はPRに注力し、自社サービスを世の中に伝えることで事業の成功に貢献したい。そしてひいては、ネットでのオーダーメイドが当たり前な世の中をつくっていきたいです。