関 まり絵(せき まりえ)さん 好きなこと:食
企業のブランディングやマーケティング業務に携わる関 まり絵(せき まりえ)さん。どんなに忙しくても譲れないライフワークは、ただつくって食べるだけの先にある、食の探究。その魅力や、持ち前の知識欲とフットワークで行くこだわりの旅などについて、お話を伺いました。
私の母はイラストレーターなのですが、ものづくりへのこだわりを料理にも注いでいました。そんな母がつくるご飯を食べ、食事の大切さを身近に感じながら育ったので、食への興味はもともとあったのですが、とあるきっかけで想いが強まりました。
好きなもの軸で食か、服か、迷ったあげくアパレル業界で働きはじめたのですが、多忙な生活を送っていたらからだを壊してしまって。そんなとき、食事だけはしっかりとるようにしていたら、力がみなぎりました。自分を救ってくれた「食」の力に魅せられ、いっそう興味を持つようになったんです。
知識を深めるために本を読んだりもしますが、自分はやって覚えるタイプ。そこで、同じく食が好きな友達とはじめたのが、毎回ひとつのテーマで行く「食を探究する旅」。現地まで行って肌で感じる(口で味わう!)ことを大切にしています。
国内はもちろん、海外も開拓しに行きます。最近は特にアジアに興味津々! たとえばベトナムでは、歴史的背景から南北で全く違う体験が待っている。同じ国の同じ料理とは思えないほど、地域ごとに自由にカスタマイズされていたりするんですよ。つい先日は台湾へ行き、工場見学を目玉にクラフトビールを深掘っていました! ブランド特有の味が生まれる工程や、職人さんの考え方など、パッケージやネットからだけでは得られない情報をゲット。
かれこれ40都市・30カ国くらいは行っていると思います。背景や食材やつくり手の想いなど、おいしさだけではなく「おもしろさ」をいただくのが醍醐味です!
旅の計画も、もちろんご飯を食べながら(笑)。計画と言っても、テーマと行き先だけ決めて「行っちゃう!?」と勢いのままに出発する感じですが。現地でいちいち割り勘しているとせっかくの時間がもったいないので、旅費は私がまとめて立て替えることが多いです。
集金はやっぱり、ペイパルのようなキャッシュレスサービスで済ませるのがいちばん楽です。よく会うならまだしも旅目的で集まるメンバーだと、現金を受け渡すためだけに予定を合わせるのはためらわれるし、かといってズルズル時間が経ってしまうと「これ、なんの分だっけ?」となってしまうことも。事前に支払ってもらい差分を調整する方法もありますが、バタバタする旅の前後には負担です。
オンライン上でやりとりできれば、集金する側も支払う側も、それぞれのタイミングで対応できる。ストレスフリーだからこそ、忙しくても好きなことに全力で向き合えるんだと思います。
次はズバリ、韓国・ローカルフードの旅! 狙っているのはタッカンマリ。ネギや生姜などが入ったスープで鶏肉を丸々煮込む料理なのですが、ソースを自分でカスタマイズする手間が、これまた楽しいんですよ。そういえばホットクも食べなければ。あぁもう、今すぐ行きたい…!
そう、食は楽しくあるべきだと思っていて。いちいちカロリーを計算したり、機能面を意識しすぎたりするのは、あまりしたくないんです。2050年食糧不足問題や、「完全栄養フード」なるものも出てきていますよね。必要なことだとは思いつつ、食事や料理がただの手段というか、作業的なものになってしまうのは、すごくもったいない。
なので、まずは自分の行動から。それが食育なのか、シンプルにおいしさを伝えることなのか、とにかく「食って、楽しい!」というマインドを共有できることをしていきたい。食欲はもちろん、探究心のままに。世界中を旅しながら、食の魅力をじっくり味わっていきたいです!
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