事前決済にしたことでキャンセル数が大幅に減少!
スタッフの負担も軽減。
「野菜料理を学んでみたいと思ったら、誰でも気軽に参加できる雰囲気を心掛けてきました。それだけに、より手軽で安心感の高い決済手段の導入が必要だったのです」(庄司氏)
ペイパル導入以前、レッスン料の徴収はすべて現地での現金受け渡しのみで行われてきた。手軽さを意識してのことだったが、キャンセルの多さが悩みの種。せっかく材料や席を用意し、定員に達した場合にはお断りする必要があるにもかかわらず、キャンセルが出てしまうのは手痛いダメージだった。開催3日前〜前日までは半額、当日キャンセルは全額のレッスン料が発生すると定めているが、中には支払ってくれない参加者も。また、毎回現金を持ち運ばなくてはならないリスクも、女性スタッフだけのスタジオにおいては不安要素だったという。
そこで2年前、ついに思い切ってレッスン料をすべて前払い式に変更。銀行振り込みに加え、ペイパルを新たな決済手段として導入した。
「料理教室を開いている知人からの勧めでペイパルを知り、導入することにしました。店舗型のクレジットカード決済も検討しましたが、手数料の高さや導入のハードルが高いことから断念。現在、銀行もしくは郵貯への振り込みと、ペイパルのみを決済手段にしています。前払いにした当初は申し込みが減ってしまうのでは……と少し心配しましたが、結果、ほとんどの参加者が好意的にとらえてくれ、効果は期待以上。何よりインパクトが大きかったのは、キャンセル数が大幅に減少したことです。急に体調を崩したなど、やむを得ない事情を除いてほとんどキャンセルがなくなったのは、正直、予想外でした」
一般的な銀行振り込みに加え、簡単に即時決済ができるペイパルも導入したことにより、当初不安視していた前払い式への移行に伴う受講控えは起こらなかったという。
※庄司いずみベジタブル・クッキング・スタジオさま調べ
クラスへの参加申し込みはすべてメールで受け付けている。そのためペイパル導入にあたっては最も簡易に、しかもスピーディに始められる請求書ツールを利用することに。手軽に導入できたことで、ユーザーだけでなくサービス提供者にとっても大きなメリットが感じられる決済手段の転換となった。
「万一キャンセルが発生してしまった場合、銀行だと相手に口座番号などを尋ね、金額を計算してから振り込む手間がかかりますが、ペイパルなら払い戻し作業が圧倒的に楽。少人数で運営しているため、決済にかかる手間や時間はできるだけ抑えたい、と常日頃思っていたので大変助かっています。また手間の掛かる銀行振り込みでは『受けたい講座が何回か連続したら、その段階でまとめて振り込みしたい』と足踏みしていた人も、ペイパルを導入したことにより一回単位から気軽に参加できるようになったことでしょう」(庄司氏)
レッスンへの申し込みは原則、開催3日前までと定めているが、時には直前に参加を希望する人もいる。そんな時、「即日決済してもらえれば」と条件を提示できるようになったことも、ペイパル導入の効果だった。
「特定のレストランだけでなく、ファミレスやコンビニ、お弁当屋さんなどすべての飲食店で植物性100%、野菜をたっぷり使ったメニューがある世界を夢見て、これからも活動していきます」と意欲的な庄司氏。近年、加速している健康志向の高まりや海外からの旅行者が急激に増えている状況を考えると、野菜料理へのニーズもますます高まっていくに違いない。気軽&スピーディ、グローバルにも対応する決済手段が、庄司氏の夢を後押しすることだろう。