■ 導入サービス
・エクスプレスチェックアウト(API型)
海外の新規顧客を獲得するために必要なものは?
“世界中で利用されている決済方法を提供し、海外のどこからでも安全で使いやすいECサイトにする”
ブルックスグループ 株式会社アンフィニ
情報システム部 部長 竹内大祐 氏
■ペイパル導入の効果
①新規ユーザーの「カゴ落ち」の減少
②個人情報管理の手間と情報漏洩リスクからの解放
③ペイパルの海外での信頼と知名度による、海外顧客からの信頼獲得
1964年に、茶・海苔のパッケージ販売を開始。1983年には、日本で初めてとなるレギュラーコーヒーの通信販売をスタートさせた。さらに10年後の1993年には、業界に先駆けてネットショップをオープン。インターネット市場の本格的な広がりに向けて、ブルックスグループのネットショップが新たなステップを踏み出したのは、2009年の海外向けECサイトのオープンだった。
この開設から3年後の2012年には、従来からのクレジットカード決済に加えてペイパルを導入。ほぼ同時にオープンした国内向けサイトにも、同じペイパルの決済サービスを採用してきた。
海外向けサイトは、すべての顧客がクレジットカードを持っているわけではなく、持っていたとしても、国によって規約や定款が異なってくる。そこで、できるだけ標準化された決済方法を提供することで、海外のどこからでも使いやすく安全なオンラインショッピングを楽しんでもらおうと考えたのだ。さっそく新たな決済方法を検討した結果、ペイパルが世界各国で利用されていることを知り、導入に踏み切った。
海外マーケットへのアピールに意欲を燃やす同グループが、訪日観光客が急増する中、今大いに注目しているのが2020年の東京オリンピックだ。来日した外国の人々に手軽にブルックスコーヒーを味わってもらおうと、アンテナショップである東京・原宿の「BROOK'S CAFE 原宿店」では、スマートフォンで簡単にクレジットカード決済が行える「PayPal Here」を導入したという。
「こうした珍しい決済方法自体が、当社への面白い印象作りになればと思っています。この店舗での体験を基に、帰国された後もECサイトを通じてブルックスコーヒーのファンになっていただければ嬉しいですね。」と期待を語る竹内氏。
わが国のコーヒー業界で異彩を放ってきたブルックスグループの、新たなグローバル市場への挑戦に、ペイパルが貢献できる日はそう遠くなさそうだ。